2008/08/11

note house/03 -家の透明度-

先週からの古家改装の続きのはなし。


前回の作業では、まず元あった壁を剥がしまくって、それから剥き出しになった土壁を磨き始めた。今週も引き続き土壁を磨く作業が主となった。埃とカビだらけで最初は正直言って辟易していたのだが、自分の身体が汚れれば汚れるほど慣れていってしまう。

今回は名古屋芸大のスペースデザインの学生らと他の出品者のメンバーにも手伝ってもらえることになり、全体の掃除や電気の配線を外すこともできた。当初はそれらをすべてひとりでこなすつもりでいたのだが、彼らがいなかったら不可能だっただろう。おかげさまで予定通りの作業をこの土日に終えることができ、来週からはいよいよ漆喰を施す作業に入る。















ところで、今回は作業に入る前にこの家に水道を通した。少し硬くなっていた蛇口をひねると赤茶色の水が出る。そのまましばらく出しっ放しにしていると、やがて綺麗な水になった。それはまるで家自体の透明度が増したようでもあり、見えなかったものが見えてきたようでもあった。